インドでニートになった僕が旅をしてみた日々(その後)

インドで日本語教師をしていたはずがニートになってしまったのでそのまま旅をしました。旅中の体験や思ったことを。→無事に日本に帰国し今はNPO法人の理事をしながら旅×教育や多国籍ハウス兼交流拠点の運営をしているのでその話など

脱印計画が失敗しました

インドTwitterが乗っ取られただんぼ(@CoCdanbo)です。

久しぶりのブログ更新。

 

さて僕はこのブログをインド時間2016年5月27日の0時頃書いています。

本来ならこの時間には僕は脱印に成功し、インドChennaiからタイBangkokに向けてAirasiaの飛行機に乗っているはずだったのですが、そう!見事脱印に失敗しました。

 

ニートになったり、パスポート失くしたり、トラブル続きだったインド生活、まさか最後までトラブルがあるとは。さすがだぜ!

そんなに俺を留めたいのかインドくん!!

てな訳で完璧だった脱印プロジェクトが失敗した経緯を説明しましょう!


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インド最後の日になるはずだった夜!友人と最後の晩餐を

インド最後の三日間はChennaiに住んでいる数少ない友人の家に滞在していました。

フライト時間は22時30分と夜だったこともあり、料理上手な彼の家でインド最後の晩餐を楽しんで空港に行くことに。

彼の家から空港までは普通に行って30分、インド生活にもなれ何度も通ったChennai空港ということもあり完全に油断してました。

Webチェックインを済ませ、1時間半前に着けばいいやとたかをくくってご飯を楽しむ僕ら。

その油断が脱印計画の失敗を招くのです。

予約したのに勝手にキャンセルするタクシー!これぞインド

最後の晩餐を楽しみ、いよいよ行くかということでインド生活の強い味方Olacabでタクシーを呼びます。

空港に行きたいことを伝え友人の家まで迎えに来てもらう。この時点までは完璧でした。

タクシーが到着したということで、友人に別れを告げゲートまで行くと、そこにいるはずのタクシーがいない!?

タクシーを探す僕に警備員のおっさんが

「タクシーなら今どこかに行ったぞ」

それと同時に届くメッセージ!

「あなたのドライバーはキャンセルしました」

なんだと...!?

予約して迎えにまで来たタクシーが勝手にキャンセルして消える。

日本ではありえないがインドではよくあるこの現象を完全に忘れてました。

さすがインド最後までやってくれるぜ!

急ぐ時に限ってのインドタイム

この時点ではまだ余裕があったので慌て他のタクシーを探すことにします。

しかし時間と場所が悪いのか全然捕まらない。

過ぎていく時間、焦る僕、関係ない話をしてくるおっちゃんたち、

ようやく次のドライバーを見つけ、慌てて電話をします!

空港まで急いで行きたい!そう伝えると

「おっけいサー、5分待ってくれサー」

と陽気に答えるドライバー。

この時点で怪しかったけどとにかく待つしかないので待つ。

待つ僕、関係ない話をしてくるおっちゃん、そしてすぎる時間、時間、時間、

5分後、全くこない、もう一度電話する僕(というか警備員のおっちゃん)

「おっけいサー、もう一回住所を教えてくれサー」

インドではドライバーを呼んでから実際に来るまでの時間がかなりタイムラグがあるけど、急いでる時に限ってそういうドライバーに当たりやすいのは何故なのだろう。

結局20分待ってようやくドライバーが到着。

この時点でフライトまで1時間ちょっと、ギリギリの戦いが始まりました。

Airasiaへの電話、そして渋滞

今回のドライバー、やけに陽気な人でめちゃくちゃ話しかけてきます。そんな彼最初に言ったのが

「サー、空港までは1時間くらいサー」

いや、待て!俺のフライトが1時間後だから‼︎

「この時間は大渋滞サー、大丈夫、フライト時間までには着くサー」

いやいや、フライト時間より前について出国手続きとかあるから全力で急いでよ!

「おっけい、急ぐサー、50分で着くサー」

いや、もう少し急いでくれ、とにかく何でもいいから全力で頼む!!

 

こんな会話をしながら空港まで急いで向かう。

その途中でAirasiaのカウンターへ電話し、ギリギリの到着になりそうなことを伝えます。

フライト45分前に着けば何とかなるとのことだったので急いで向かう僕ら。

しかしその時間帯はよりによって大渋滞。ショートカットだと行って選んだ道は全く進まない。

迫る時間、カウンターに言われたタイムリミット45分前も余裕で過ぎました。

(明日タイで友達の結婚式なんだ!いや俺の結婚式なんだ!友人が死にそうなんだよ!!)

進まない車の中で考えるのはどんな嘘をつけばギリギリでも通してくれるか。そんなくだらないことを考えるくらい切羽詰ってました。

ついに空港到着!そして運命の時間が

最後まであった渋滞を抜け切り、お釣りはいらねぇよ!とドライバーにお金を払ってついに空港へ。

この時22時5分、発着時間は22時25分、完全にアウトな時間です。

一縷の望みをかけて、Airasiaカウンターに言われていた場所へ行くとそこにいた担当者が一言

「ソーリー、ゲートクローズ」

そりゃあそうだ、しかしまだ諦めない!!

いやまだ発着時間じゃないからなんとか入れてくれ!頼むこの通りだ‼︎明日兄ちゃんがタイで結婚式をあげるからどうしてもタイに行かないと行けないんだこの通り頼む‼︎

「国内線じゃないんだからどうお願いしても無理だ、諦めろ」

感情一切抜きで淡々と伝えるインド人担当者相手にどこかしらで楽観的な気持ちを持っていた僕もついに諦めました。

普通に考えて発着時間20分前について乗れるわけないよなと。

その後担当者にいろいろ聞いてみたけど、自分のミスで遅れたので航空券の払い戻しもなしでした。そりゃそうだ。

試しに次の日のフライトを聞いてみると、なんと4000Rs(約7000円)で購入できることが分かりその場で即購入。前日なのにかなり安く買えたのは同情でもしてくれたのかしら。

 

 

そんなこんなで明日再度脱印にチャレンジします。

いろいろドライバーのせいみたいな事言っているけど結局は早めに行かなかった自分のミスなんですよね。

やはり国際線はどんなにあれでも2時間前には着くようにしなきゃですね。

とかいいつつ明日もギリギリまで友人宅でご飯を楽しむのですが。

明日こそは脱印できますよーに。